当社では漆喰をミキサーで練り直して
使用しています。
そして小分けにして屋根の上で
麻を混ぜています。
ミキサーで練ると麻を切ってしまい
短くなるので
小手板に移す前に混ぜています。

漆喰は乾燥するときに
キュ〜っと縮んでしまいます。
縮んでしまうと瓦との接着面が浮いてしまい
隙間から雨漏りなどの原因になります。
麻を入れることでいろんな方向に
踏ん張ってくれるので
漆喰が縮みにくく瓦にピタッと
張り付いてくれます。
麻は入れすぎると見栄えが悪くなり、
少なすぎると踏ん張る力が足りず
瓦から浮いてしまいます。
この配合こそが長年の経験のなせる技
自慢ポイントです。

また漆喰を瓦に塗る前に
エマルションという接着剤を瓦に塗ります。
漆喰だけでも瓦にくっついてくれるのですが
昔の日本瓦は焼き加減で
表面がでこぼこしているものがあり
そのままでは漆喰がつきにくいこともあるので
エマルションを活用して密着度を高めています。
少しでも長くいい状態を保ってほしい
という思いを込めて作業をしています！

せっかくうちを選んでいただいたのなら
自分の持てる最高の仕事をしたい
お客様に喜んでいただきたい
と思いながら作業をしています！